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盆提灯の選び方
盆提灯を選ぶ際には、置く場所や飾る数が重要なポイントとなります。まず、提灯をどこに置くかを考えましょう。仏壇の周りに飾る場合は、スペースに合ったサイズの提灯を選ぶことが大切です。玄関やリビングなど広い場所に飾る場合は、大きめの提灯や複数の提灯を組み合わせることで、より華やかに演出できます。
飾る数については、ご先祖様一人に対して一対の提灯を飾るのが一般的ですが、家族全員を迎える意味で複数対の提灯を選ぶこともあります。お部屋の広さや雰囲気に合わせて、最適な提灯のサイズや数を選んでください。
また、提灯のデザインや素材も重要です。和紙や木を使った伝統的なものから、モダンなデザインまで様々な種類があり、ご家族やご先祖様の好みに合わせて選ぶとよいでしょう。
盆提灯の種類
吊るし提灯と置き提灯の両方を取り扱っております。それぞれの用途やお好みに合わせて、お選びいただけます。
つるし提灯
玄関や天井から吊るしてご使用いただけるもので、空間を広く活用できます。
置き提灯
仏壇や床の間に安定して置くことができ、しっかりとした存在感があります。
盆提灯を飾るスペース
盆提灯を飾る際には、スペースに合ったサイズを選ぶことが重要です。狭い場所にはコンパクトな提灯を、広い場所には大きめのものや複数対を配置しましょう。提灯は仏壇や家の入口など目立つ位置に飾り、高さにも注意が必要です。吊るし提灯の場合は吊るす高さを調整し、置き提灯は目線に合わせた高さに設置します。また、周囲の配置にも気を配り、提灯が引き立つように周囲を整え、他の装飾や家具とバランスを取ることで、効果的に飾ることができます。
盆提灯にはさまざまな種類があります。伝統的な形のものや、現代風のデザインのものまで、お好みに合わせて選べます。提灯は対で飾ることが一般的ですが、スペースが狭い場合や、よりシンプルな飾り方をしたい場合は、一対ではなく単独で飾ることもあります。また、提灯の高さや色合いに注意し、周囲との調和を意識しましょう。
盆提灯の特別な飾り方
平安の昔より、夏の夕暮れに訪れるお盆は、静かな祈りと共にご先祖様をお迎えする神聖な時期とされ、貴族たちは雅やかな庭園や邸内に心を込めて盆提灯を飾り、先祖を敬いました。まず、提灯を飾る空間は風が通り抜ける静寂な場所を選び、和のテイストを取り入れた設えに整えます。提灯は左右対称に配置し、仄かな光が広がるよう灯し方に工夫を凝らします。さらに、季節の花々である萩や桔梗、白百合を添えることで、平安の美意識を反映した空間が完成します。風鈴の涼やかな音色や沈香や白檀の香りも、提灯の光と調和し幽玄の世界を演出します。このように、平安時代の風情を現代に取り入れた特別な飾り方で、ご先祖様を雅やかにお迎えすることができるでしょう。